2/25に開催された「イタイイタイ病を語り継ぐ会」さん主催のドキュメント・ライブ「小松みよと日本の近代」に、ハニーグレースで出演させていただきました。 本番前の様子。
来場者は100人ほどと聞いていましたが、どんどん増えて、150人に。
「イタイイタイ病を語り継ぐ会」さんは市民グループで活動されており、脚本、演出、朗読劇もすべて手作り。 でもその内容はプロフェッショナル。
これまで、イ病のことは全く知識としてなかったのですが、ようやく知るきっかけになりました。 公害の恐ろしさも。 患者で、原告となった小松みよさんという方の生涯についても。 そして、このイ病の問題はまだ続いていることも。 小松みよと、息子の一郎の会話のシーン、母へ送った手紙の朗読の際には涙が出そうでした。 写真は、みよさん役の金澤敏子さんと、一郎役の小学4年生の谷崎くんです。
向井嘉之代表は、「イタイイタイ病でどれくらいの人が亡くなったかは闇のままである。公害を通して、日本の近代化とは何だったのかを考える年にしてほしい、歴史に向き合わなければならない」と話されました。
さて、ハニーグレースは、50年ぶりの曲「神通よ怒れ」を蘇らせるという大役を頂きました。 怒り、悲しみ、祈りなど、色々な感情が混在しているような曲です。 民謡調で美しい調べの部分もあり、すごくギャップが!
この曲に出会ってしまったからには、ハニーグレースでは、この曲を“歌い継いで”いかねばなと思いました。 朗読劇の後は、ハニーグレースのミニコンサート。
本番では、「神通よ怒れ」を作曲された内山協一さんとの共演も! アンコールで、会場のみなさんも一緒に、童謡の「ふるさと」を合唱しました。
終了後、運営委員のみなさんと。
縁をつなぎ、輪を作る、“音楽が持つ力”を感じた一日でもありました。 この日感じたことを大切にして、出会えた曲を通して繋いでいきたいと思います。
ありがとうございました!!!