氷見から一歩も出ずに童謡詩を創作し続けた多胡羊歯(たごようし)をしのぶ集いに、ハニーグレースで出演させていただきました。
20人ほどの参加者でしっとりささやかに・・・という当初の予定が、50人ほどの参加者がありました。 今年、児童文芸雑誌「赤い鳥」が創刊100年を迎えたのですが、この「赤い鳥」で活躍した、北原白秋の三大弟子のひとりと言われたのが多胡羊歯です。 郷土の自然を題材に、約千編の詩を残しているそうです。 その代表作である「くらら咲くころに」の詩碑が上日寺にあるとのことで、ジャーナリストの向井さんが実行委員の中心となり、集いが開催されることになりました。
司会進行は、金澤敏子さん。
林正之氷見市長も参加され、祝辞もいただきました。
また、詩碑の文字を書かれた上日寺の柳原住職や、多胡羊歯にゆかりのある道賀初枝さん、大嶋充さん、谷内田重次さんのお話し、さらには兵庫県から長男のきよしさん、孫の誠人さんのお話もありました。
終始、アットホームな雰囲気の中、多胡羊歯が作詩した歌「くらら咲くころに」と「あけびの花」という曲をハニーグレースで披露しました。 どちらの曲も詩から情景が浮かんできます。 心にスッと入り込んでくる、穏やかな世界です。 演奏している時に、風を感じたり、鳥の鳴き声が耳に入ってきました。 ふるさとの中で色々を発見したことを、心を躍らせて詩にする・・・ 多胡羊歯が夢中になった童謡の世界は、こんなふうな、あるふとした日の日々の中にあったのかなと想像もしました。 そして、会のしめくくりに「くらら咲くころ」を参加者みなさんで合唱しました。 歌碑を囲んで記念写真。
また、氷見の和菓子屋さんの枝豆の形をした可愛らしい和菓子や、
くらら会から、紅白のお饅頭もふるまわれました。 お饅頭を発注する際に、しのぶ会をするにあたって、お饅頭は紅白でよいのか? と、向井さんがお菓子やさんに尋ねられたところ、亡くなられて40年近くも経っており、何十年も過ぎばおめでたいことに転換するとのことで、紅白饅頭を選ばられたそうです。
そして、参加者全員に配られたお土産です。 向井嘉之さん著「くらら咲くころに」や、CD、「赤い鳥100年」の冊子など、大判振る舞いがされました。
氷見地元のケーブルテレビや、新聞3社が取材にお越しでした。
新聞記事は、7/2(月)に北日本新聞、富山新聞、北陸中日新聞に掲載されています。
そして、12月2日に「とやま童謡コンサート」を開催することにもなりました。 楽しく盛大なコンサートになるように実行委員会で立案中です! ハニーグレースでも出演します。 ♪♪♪ 「とやま童謡コンサート くらら咲くころに」 12月2日(日) 13時30分~15時30分 県民共生センター サンフォルテ 2階 大ホールにて 出演:アソカ児童合唱団、楽屋姫、ハニーグレース、高雄飛、その他出演交渉中 郷土の偉人、多胡羊歯を紹介しつつ、残された詩につけられた歌、その他誰もが知る童謡や唱歌を、いろんな音楽ジャンル、様々な形態で、世代を問わず、心のふるさとのような童謡を参加者全員で楽しもうという企画です。 今はまだ夏、夏が過ぎて秋も過ぎて・・・冬 の頃に開催でまだ先になりますが、ぜひとも今からスケジュール予定にお願いします。ぜひともご参加よろしくお願いします!